牛にガンベ(トクフク)ができる原因は?治療方法について解説

ガンベ(トクフク)ができる原因は?治療方法について解説 乳用種

子牛や育成牛を飼養している方はガンベ(トクフク)に悩まされたことがあると思います。

今回はこのガンベ(トクフク)ができる原因や治療による解決方法について解説していきます。

 

ガンベ(トクフク)は皮膚病の1種

ガンベ(トクフク)は正式名称は皮膚糸状菌という病気です。

皮膚病を引き起こすカビの1種です。

重篤な病気を引き起こす病気ではありません。

そのため、放置している農家も少なくないようです。

やや見にくいですが、かきのような斑点のようものがでます。

ガンベは人間にもうつる

ガンベは牛だけの病気ではありません。

そのため、中には人間にうつるケースがあります。

このようにガンベの牛から移って、悩まされる方もいらっしゃいます。

農家の場合は、既に免疫を持っているケースが多いため、かかるというケースは少ないですが、たまに牧場にくる方の場合はうつるケースもあります。

特に6次化している牧場で一般の方に牛舎を公開している方は注意が必要です。

 

ガンベ(トクフク)になる原因は?

ガンベ(トクフク)になる原因は主に下記の2つです。

  • ストレスによる免疫低下
  • 体調不良による免疫低下

ガンベ(トクフク)は免疫が低下したときにおこります。

 

日ごろから免疫を高める飼い方をすることが重要です。

ガンベ(トクフク)の治療方法は?

ガンベ(トクフク)の牛を子牛市場で販売する場合、価格が下がる傾向にあるため、治療が必要です。

治療方法は油を塗ることです。

ブラシで油を塗ることで治療することができます。

また、ガンベ(トクフク)は感染力が強いため、モクシなど触れた備品の再利用はやめてください。

 

下記のように軟膏などの薬を利用するケースもあります。

ガンベ(トクフク)は飼養管理を見直すチャンス

ガンベ(トクフク)はそれ自体に影響は少ないものの、飼養管理があまいという事の現れです。

放置しておくとその他の病気につながる可能性が高いです。

例えば

  • ストレスにより、DGが少なくなる
  • 下痢や肺炎が多発するようになった
  • 原因不明の死亡が多発するようになった

などの

そのため、ガンベ(トクフク)が出た際は

  • 牛舎内が適切な温度になっているかどうか
  • 牛舎は適切な牛の頭数になっているか
  • エサの食い込みや量は適切か
  • 離乳の時期は適切か
  • スターターは与えているか

など牛舎が適切な管理になっているか再度確認しましょう。

 

 

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