- 酪農家って結構大変そうだけど、うつ病になる人も結構多いのかなぁ?
- これから親の後を継いで酪農をはじめるけど、うつ病にならないか心配
という疑問についてお答えしていきます。
酪農家の経営者はうつ病になりやすい
酪農家はうつ病、もしくは欝に近い状態になりやすいです。
理由は下記の2つです。
- 利益をあげるために商品を売り込む必要がある
- 経営がうまくいかないと従業員がやめるなどの悪循環になる
特に酪農家は生き物を取り扱う職業のため、常に気を抜けず、精神的につかれてしまって、鬱になる方も多いようです。
具体的に見ていきましょう。
商品を販売する必要がある
酪農家の中には自分で商品を販売する六次化をしている方がいます。
そういった酪農家は利益を上げるためにはチーズや牛乳など商品となる物を売り込む必要があります。
逆にチーズや牛乳などが必要とされない、どこのお店や企業も買い取ってもらえないとなると商品の品質が悪いのか商品に魅力がないのかはたまた値段が気に入らないのかということを考えなければなりません。
買い取ってもらえない理由を考えていく上で欝に近い状態になります。
経営がうまくいかないと人手不足に陥り、経営をやめなければいけないケースも
商品が売れない状態が続くと牧場を経営できず、社員やアルバイトも離れてしまいます。
債務超過や赤字決算が続いてしまうと商売をやめるか継続するかという最悪の決断をしなければなりません。
もし、牧場を潰して再度どこかの牧場で下働きをするという選択肢を取りますと自分がオーナーであったという事実を隠して働かなければならないうえ、自分のこれまでの経験なども全くプラスにならず違う場所で働くことになりますので、仕事に慣れずうつ病になることもあります。
しかし、過去に牧場を経営していた事実を伝えてしまうと牧場を潰した人間を雇い入れているということになります。
雇い入れる側としては欲しい人材ではないので黙っていないといけないのです。
社員のどの雇われの場合は鬱になるケースは少ない
経営者の場合は重責を担うことから鬱になるケースが多いといえます。
しかしながら、責任が軽い社員の場合はうつ病になるケースは少ないです。
社員の場合はもし牧場がつぶれた場合は他の仕事をやればよいだけなので、経営者よりも責任はかなり軽いです。
社員の場合はある程度気軽に勤めてみても良さそうですね。
実際に経営者でうつ病になった方の体験談
実際に酪農家で働いていた方でうつ病になった方の体験談を聞いてみました。
私も結局は酪農家を辞めて牧場を売り払い別の職業に就いたため欝ではなくなりました。
生き物を扱い、生き物から取れる乳などを加工することで商売となりますが必要とされないとなりますと他の商売でも欝になります。
そのため酪農家に関係せず、農家の方も同じ理由で欝状態になっている方を見かけたこともあります。
しかも欝になる方は決まって経営者の方が多かったです。
このように酪農家だからというよりも経営者ならではという理由でうつ病になるケースが多いようですね。
そのため、酪農経営をされる方は強いマインドが必要です。
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