【返さなくて】酪農家の借金ってどのくらいあるかを解説【OK】

畜産・酪農のQ&A
  • 酪農家の借金ってどのくらいあるの?
  • 自分のところではこのくらい借金しているけど、他のところはどうなのだろう?
  • 借金が中々減らず、困っている。いつ返せばよいの?

という疑問についてお答えします。

 

酪農家の借金は概ね頭数×80万円~100万円

酪農家の借金はもちろん経営状況にもよりますが、概ね頭数×(80万円~100万円)程度が普通です。

これより少なければ借金は少ないほうですし、これより多ければ借金は多いほうかなぁと酪農家の方の決算を見ながら、感じたことです。

つまり

  • 頭数規模が500頭であれば4億円~5億円
  • 頭数規模が100頭であれば8,000万円~1億円

程度が概ねの酪農家の借金の金額です。

特に近年は妊娠牛が高騰し、1頭70万円から100万円しますので、借金の金額は年々増加していき、頭を抱えている方多いのではないでしょうか。

しかしながら、この借金実は返す必要なんてないのです。

なんで返す必要がないのか具体的に説明します。

 

借金なんて返さなくて良い!

酪農経営者の方の中には

  • 頑張って借金を返したい
  • 借金がありすぎて鬱になりそう

と借金の金額が多くて悩まれる方が数多くいます。

しかしながら、断言しますが、借金なんて返す必要ありません!

借金を返す必要がない理由は下記の2つです。

  • 事業活動なので、借金して当たり前
  • 日本政策公庫から破格の条件で借りることができる

順番に見ていきましょう。

そもそも事業活動なので借金して当たり前

酪農というのはひとつの事業活動です。

会社というのは当たり前ですが、どこでも借金しています。

日本のトップ企業であるトヨタ自動車の借金がいくらあるか知っていますか?

答えは「30兆円以上」です。(資産は約50兆円)

つまり会社は借金して当たり前なのです。

 

なので酪農家も借金はして当たり前で、むしろ積極的に借金して生産性を高めていくべきなのです。

一番危険なのが、「借金をしないで、生産性の低いまま事業を継続して、結局破産するケース」です。

借金はなるべくしたくないと考える酪農家の方が多く、せっかく技術はあるのに経営がうまくいかないというのはこのケースが当てはまります。

借金は悪ではありません。

事業活動が好調ならむしろ積極的に借入していきましょう。

 

日本政策金融公庫から破格の条件で借入できる

酪農家の方なら利用している方も多いと思われるこの日本政策金融公庫ですが、はっきり言って条件は破格です。

日本政策金融公庫は国の銀行のため、利益度外視の低金利で貸してくれます。

スーパーL資金など様々な制度があり、普通に事業していたら、まず借りられないという好条件で借入ができます。

これは農業者ならではのメリットなので、借りれるだけ借りた方が良いです。

 

離農するときに借金を返せばよい

じゃあ借金はいつ返せばよいの?と疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますが、これは事業をやめるとき、すなわち離農するときですね。

牛舎や牛を全部売り払ったお金で借金を返せばよいです。

特に後継者が若いケースや経営者が若いケースの場合は借金を返すことなんてとりあえず考えず、いかに儲けるか!ということを考えてください。

その方が結果的にはやく借金を返すことができますよ。

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