【ヘルパー制度】酪農家が旅行に行く方法と注意点【使える?使えない?】

酪農家向け
  • 酪農家だけど久しぶりに旅行に行きたい!旅行に行くにはどういう方法があるのかなぁ

という疑問にお答えします。

ヘルパー制度を活用する

酪農家や畜産農家が旅行に行こうと思った時に活用したいのが、ヘルパー制度です。

酪農家、畜産を主にしている農家であれば旅行に以降と思った際、牛の世話が問題となってくるためです。

牛の世話を第3者に依頼して世話してもらうことさえ出来れば、長期間の旅行でなければ旅行に行けます。

このヘルパー制度について具体的に見ていきましょう。

ヘルパー制度って何?

ヘルパー制度とは酪農家の代わりに搾乳、子牛の世話、餌の給与などの仕事を行ってくれる制度です。

ヘルパー制度を利用することで第3者に牛のお世話を委託して、その間旅行へ行ったり、休みを取ったりを行うことが出来ます。

一見すると非常に良い制度のように見えますが、下記の問題点があります。

  • 事故が起こったときの損害負担割合をどうするか
  • 酪農に精通していない人がヘルパーとしてくる場合もある
  • ヘルパーが断る場合も

具体的に見ていきます。

事故が起こったときの損害負担割合をどうするか

問題の一つとして、牛に事故が合ったり、病気になってしまった場合の責任の所在をどうするかという問題があります。

酪農の事故というのは損害の発生率が大きく、数百万円単位になることも珍しくありません。

負担割合が多かった場合は酪農家にとって大きな損失となってしまいます。

もちろん、酪農ヘルパーの方も同じことが言えます。

中には損害負担割合が大きくなり、損害に耐えきれず、酪農のヘルパーさんを商売として行っていた会社がある日突然廃業してしまったということもあります。

こういった事情があり、酪農関係のヘルパーの数は伸び悩みをみせています。

事故時や病気時の損害負担割合をどうするかというのはヘルパーを利用する上で大きな課題となります。

酪農に精通していない人がヘルパーとしてくるケースがある

酪農の仕事に精通していない方がヘルパーとしてくると言う問題もあります。

実際ヘルパー制度を利用し、ある牧場に置いてもヘルパーさんを雇い入れて仕事をしてもらったことがあります。

しかしながら、どう見ても牛の出産に携わったことがあるヘルパーではなく、素人の酪農を経験したことが無い人がヘルパーをおり、正直あまり活用できなかったことがあります。

酪農家の方の多くはヘルパーが信用できるかどうかわからないため、旅行に行けないという状況です。

ヘルパーが断るケースもある

また旅行の間の世話をしてほしいと頼むとヘルパーが断るケースもあります。

ヘルパーとしても旅行中の事故の責任は取りたくないためです。

 

特に妊娠牛の取扱をしている酪農家にこのような事例が多いですね。

  • 出産が近い牛がいる
  • 治療を要する牛がいる

など心配なことがある場合の旅行は極力避けた方が無難です。

 

 

旅行に行くためにはヘルパーとの信頼関係が大事

上記の問題を解決するためにはヘルパーとの信頼関係が大事です。

酪農家にとってこのヘルパーさんなら牛を預けても大丈夫。

またヘルパーにとってもこの酪農家さんにぜひ休みをとってもらいたい。

というお互いの信頼関係をあらかじめ築いておくことが重要です。

旅行に行きたいと思ったら、まずヘルパー制度を複数回利用してお互いの信頼関係を築いていき、安心して旅行に行ける環境を前もって作っておきましょう。

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