今回は
- 酪農家に就職しよう、または経営者として酪農家になろうと考えている。酪農家になるために必要なことはどういったことだろう?
ということについてご紹介いたします。
酪農家にとって必要なこと3選
酪農家にとって必要なことは下記の3つです。
- 仕事内容を把握する
- 専門的な知識を学校や牧場で学ぶ
- 実際に経営する(または就職する)
という流れになります。
具体的に見ていきましょう。
酪農家の仕事内容について
酪農家は
- 乳牛を育てる
- 乳をしぼって生産する
- 加工してバターやチーズなどの乳製品を作る
というのが大まかな仕事内容です。
しぼりには毎日決まった時間に「ミルカー」という搾乳機を使って朝晩2回行ないます。
上質な生乳にするためには環境づくりが第一です。牛がストレスを感じたりしないように、牛舎の掃除やエサづくりは大変重要です。
また、牛の主食である牧草の栽培も酪農家が行ないます。
仕事内容については下記に詳細を記載していますので、ご参照ください。
専門知識を学校や現場で学ぶ
酪農家を目指すには、まず酪農に関する専門的な知識や技術を習得することが必要となってきます。
- 農業系の学校へ進学する
- 実際に牧場に就職して学ぶ
という2つの選択方法があります。
もう少し具体的に見ていきましょう。
農業系の学校へ進学する
農業高校または専門学校や大学の酪農・畜産関係のコースへ進学します。
専門的な知識がなければ酪農経営は務まらないためです。
農業高校の酪農コースでは、まず牛に対してリスペクトすることを教えられます。
身のまわりを清潔にしておくこと、牛という「仲間」であること、本来であれば牛の子供が飲むべき乳を、人間が頂いていることを思いなさいということを教わります。
農業高校では衛生学や管理のしかた、乳搾りなどの研修などもあります。
基本的な酪農関係の仕事内容について学校で学ぶことができるでしょう。
これは年齢が若い10代の方におすすめの方法です。
牧場に就職する
年齢が20代後半以上の方は実際に牧場に就職しながら専門的な知識を学んでいくことをおすすめします。
牧場に就職の場合には、まず見習いとして下記の業務を行います。
- 住み込み
- 乳搾り
- えさやり
- 牧草作り
- トラクターの運転方法
私の知り合いはこちらの方で酪農の世界に入りました。
無資格、未経験で受け入れる世界ではありますが、資格を持っているに越したことはありません。
特に
- 家畜人工授精師
- 各種運転免許
を持っていると役に立ちます。
「家畜人工授精師」の資格をもっていると、牛の人工授精、受精卵の移植を行なうことができます。
これは所定の講習さえうけ、修了試験に合格すれば取得が可能です。
難易度はさほど高くはありません。
「大型免許」を持っているとトラクターなどの農業機器を運転することができます。
酪農家経営をするには
酪農家として、自信が経営者となる場合は、
- 牧場に就職する
- 農業系の学校で開講される新規参入者のための基礎知識研修を受講する
- 廃業した酪農家の後を継ぐ
というのが主な方法です。
実際のところ酪農家は廃業が進んでおり、メガファーム化が進んでいます。
一から自分で始めるよりも既存の施設を買い取った方が安上がりで済みます。
新規で開業に当たっては用地と自己資金も必要となってきます
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